みなさんは子供のころから性格や特技、好きなものなどが変わっているでしょうか。恐らく殆どの方は子供のころから全く変わっていないという事はないと思います。よく芸能人などが幼少期を振り返った時に、恥ずかしがり屋で人前に立つことが苦手であったという話を聞きます。芸能の仕事をしているという事は、少なくとも子供のころからのそうした人前に立つ苦手さを克服したり、逆に人前に立つことが好きになったりと、大きな変化があったに違いありません。私の場合は、例に挙げた芸能人の方程ではないかもしれませんが、大人になるにつれ苦手な事を克服していったり、自分の性格が子供のころから変わったなと思う部分がたくさんあります。もちろん良い意味で変われたなと思っています。このように私が変われたのは教育のおかげだと思います。ここで言う教育とは主に学校の事です。日本の学習システムでは、いわゆる義務教育というものが存在し、皆が等しく教育を受ける権利、受けさせる義務を有しています。また、格差問題なので完全に平等とは言い切れない部分もありますが、諸外国に比べ高等学校に進める確率は非常に高く、本人の希望さえあればより専門的な講義を受けることが可能です。こうした当たり前の様でとても恵まれた環境にある日本に生まれることが出来、私自身も大学まで卒業をすることが出来、その過程での出会った人々、教わった事が私という人間の形成に非常に大きな影響を与えました。集団で生活することの大切さ、人との協調性を学んだ小学時代から思春期の悩みも、同世代の人が周りにいたからこそ乗り越えられた中学、高校時代、自分の専門的な事に取り組め、様々なバックグラウンドを持つ大人と接することが出来た大学時代。思い起こせばすべての瞬間が私にとって重要であり、大人になって仕事をする上でもとても役に立っています。もし学校に行く機会が私に無ければ、どんな大人になっていたのか想像もつきませんが、今よりも良い人生は送れていなかったはずです。