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教育をするときに知っておきたい褒めること

教育をするときに知っておきたいのは、単に物事を教えるだけではありません。教えるときに必ず必要になるのが、褒めることです。例えば、教育をする場面と言えば子供の教育になるでしょう。子供の教育の場面でも主に家庭の場合には、子供のことを叱ってしまう傾向があります。例えば、子供が宿題をしなければならないのになかなか宿題をしない子供を見ていると、親はイライラして叱ってしまうわけです。このように叱ってしまうのはそれなりのしっかりとした理由があるものの、実はこれでは良くないことの方が多いです。なぜなら、多くの人は叱られて伸びるタイプでは無いからです。もちろん中には叱られて伸びるタイプもいますが、多くの場合褒められて伸びるタイプになります。では、褒めたら子供は勉強するようになるかと言えばまずそもそも勉強しなければ褒めることすらできないかもしれません。そこで、学校のテストが返ってきたときなどにとにかくほめてあげましょう。たとえ50点ぐらいしか取れない場合でも、50点取ったことに対して評価をする必要があります。多くの親たちは、50点取れていない部分に対してマイナスの評価をすることになりますが、それでは子供を伸ばすことができないでしょう。この点が、うまく考えられるかどうかにかかってきます。マイナスの部分を評価するよりもプラスの要因を評価するのは実は難しいことです。なぜなら、人間は足りないものに対して注目してしまう生き物だからです。例えば財布の中に1000円入っている場合に、1000円しかないと考えるのかそれとも1000円もあると考えるのかで全く違ってきます。この時ほとんどの人は1000円しかないと考えるでしょう。その延長上で子供に対して指導をしてしまうとマイナスの評価を下すことになってしまうわけです。このような知識があれば、概ね多くの子供は少しずつ伸びていきます。伸びしろは人によって異なるものの、少なくとも勉強をやりなさいと口うるさくする事はなくなるでしょう。

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