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日本の教育のすばらしさ

日本の教育はすばらしいという意見に対して、反論を持つ方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。私の予想では恐らく半分程度、もしくは半分以上の方がそんなことはないはずだという意見をお持ちではないかと思います。諸外国と比べ、日本の教育は劣っているといわれることも少なくありません。また、かつては国外に対して競争力があったが、今では競争力が弱まっている、衰退しているという話もよく聞きます。一方で、日本の国民性はすばらしい、日本はとても美しい国だ、など海外からの観光客から良い意見を行くことも多いです。いわゆるCool Japanと言われる部分も、日本の良さを表す言葉ではないかと思います。諸外国に対して本当に劣っているとしたら、外国人観光客から良い国だという評価をもらえることができるでしょうか。もちろんもらう事は出来ないはずです。観光客の国に対する評価と、教育とは無関係だろうという意見もあろうかと思います。しかし、実際は国民が幼い頃よりどのような事を教えられ、何を学び成長してきたのかは、その国を形作る基礎といっても過言ではありません。そう考えると、諸外国に対して絶対的に優位であるとは言い切れないまでも、圧倒的に劣っている、衰退しているという事もなさそうです。今私たち日本人に足りていないのは海外の方が、という考え方を捨て、自分達の受けてきた学習プログラムに自信を持つことだと思います。もちろん完全ではありません。海外の方が優れている部分も確かにあります。優れていると分かっているのだからそれを柔軟に取り入れれば良いのです。日本の歴史を振り返ってみると、今国内で当たり前に行われている殆どの事は大陸から伝わった技術などがもとになっています。これまで行って来た海外のものを柔軟に取り込む姿勢を持ち続ければ良いです。私たちに今求められるのは、まず自信を持つことです。そして、足りていない事は謙虚に受け止め、素直に優れている国に教えてもらう事なのです。

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